■自分は"かえるくん"だと思いますか?



■自分は"かえるくん"だと思いますか?
 それとも、"がまくん"ですか?


前回の「お手紙」という物語を読んでみましたか?


この物語は、うちの小学2年生の子供の教科書にあったものです。

ビジネスに必要な"気付き"を与えてくれる内容ですので、
取り上げてご紹介しました。



登場人物(?)は"がまくん"と"かえるくん"そして"かたつむりくん"です。


"がまくん"は、じっと手紙を待っています。


来るはずのない手紙を待っています。


しかし、"がまくん"はいつか来ると信じながら、
時にはあきらめて昼寝をしていたりします。


これは、稼ぎたいと思っているのに稼げない起業家の姿そのものです。


何も行動を起こしていないのに、何かが起こることを期待している。
そんなインターネットビジネス初心者が陥る罠を表しています。



セールスレターの宣伝文に、

『ほったらかしで!』
『ど素人がわずか1ヶ月で!』
『自動的に!』

などと書いてあると、「自分もなんとか恩恵にあやかりたい」、
「楽をして稼ぎたい」という自堕落な意識が働いて、
ノウハウやマニュアルを購入してしまう人たちのことです。

しかし、本当に稼げる仕組みを教えてもらっても、
自分にはできないと思って努力せずにあきらめ、
次のおいしいノウハウを捜し求めてしまうのです。

自分の「甘え」を克服できない、『雇われ人間』はこうなります。

絶対に起業できません。




それとは逆に、"かえるくん"はどうでしょうか。

"がまくん"が何もせずに途方にくれている姿を見て、
精一杯自分なりの応え方をしています。


自分に出来ることをやろうと考え実行に移します。
成功する起業家の姿です。


 問題は何なのか。
 どうすればよいのか。
 解決できる方法があるのか。

自主的に考え、実行し、確実にモノにしていく姿が描かれています。


そうです。

"かえるくん"は、ただ待っているだけの"がまくん"の願いを叶えるために、
自分で手紙を書きました。

そして、手紙の配達を依頼し、"がまくん"の元へ戻り、
あきらめ、ふてくされていたがまくんのモチベーションを上げ、
一緒になって手紙を待ち、確実に手紙を受取らせています。

ただ、手紙の配達を依頼した相手が"かたつむりくん"では、
スピードが遅くて、時間がかかってしまいましたが、
もしかしたら、これも"かえるくん"の計算の内だったのかもしれません。



まさに"かえるくん"は、成功する起業家の姿です。


お客である"がまくん"のニーズをリサーチしました。
欲しがっているのは『手紙』です。

この『手紙』は、商材というより「無料オファー」といえます。
簡単に作成できて提供できます。


『手紙』をお客に届ける仕組みは、自分ではなく第3者を使います。

"かたつむりくん"は、「無料レポート配信スタンド」や、
「リターンメールのシステム」を表します。



そして、その仕組みを作り上げた後に、再び"がまくん"を訪ねます。

モチベーションが下がり、やる気をなくし、あきらめかけているお客に
意欲を持たせ、やる気を起こさせ、欲求を再燃させています。

これは、ネットビジネスでいえば、「フォローメール」であり、
その先にある「ステップメール」の役割です。


ここで、"かえるくん"は『手紙』の中身を公開しました。

これは、素晴らしい効果がありました。

"がまくん"は「とても いいお手紙だ。」と同意し、納得して、
実物の『手紙』が来るのを心待ちにします。


その後、『手紙』が到着するのに四日もかかるのですが、
きっと、"かえるくん"は、その間も"がまくん"と親交を深め、
信頼を深めていったことでしょう。


お客の方から、商材を欲しがるようにしています。


待ちに待った『手紙』が届いたとき、"がまくん"は大喜びします。
念願のものが手に入った喜びに浸ります。



この後は想像できますよね?

"がまくん"は、"かえるくん"からの『次の手紙』を心待ちにします。

そればかりか、"かえるくん"は『手紙』の書き方を"がまくん"に教え、
『手紙』のやり取りを始めるでしょう。


『次の手紙』が有料の商材であっても、"がまくん"は欲しがるでしょう。

そして、商材についてメールでのやり取りを教え、
商材の使い方をフォローし、そのまた次の商材も
"かえるくん"は"がまくん"に買ってもらうことが出来るのです。


"がまくん"の信頼を得た"かえるくん"は、
こうやってお客をつかんでいくのです。



もう一度、この物語を読んでみてください。
あなたはどう感じますか?

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お手紙

アーノルド・ローベル さく
みき たく やく

 がまくんは、げんかんの前に すわっていました。
 かえるくんがやって来て、言いました。
「どうしたんだい、がまがえるくん。きみ、かなしそうだね。」
「うん、そうなんだ。」
 がまくんが言いました。
「今、一日のうちの かなしい時なんだ。つまり、お手紙をまつ時間なんだ。そうなると、いつもぼく、とても ふしあわせな気もちに なるんだよ。」
「そりゃ、どういうわけ。」
 かえるくんがたずねました。
「だって、ぼく、お手紙 もらったこと ないんだもの。」
 がまくんが言いました。
「いちどもかい。」
 かえるくんがたずねました。
「ああ、いちども。」
 がまくんが言いました。
「だれも、ぼくに お手紙なんかくれたことがないんだ。毎日、ぼくのゆうびんうけは、空っぽさ。お手紙を まっているときがかなしいのは、そのためなのさ。」
 ふたりとも、かなしい気分で、げんかんの前に こしを下ろしていました。
 すると、かえるくんが言いました。
「ぼく、もう 家へ帰らなくっちゃ、がまくん。しなくちゃいけないことが、あるんだ。」
 かえるくんは、大いそぎで家へ帰りました。えんぴつと紙を見つけました。紙に何か書きました。紙をふうとうに入れました。ふうとうにこう書きました。
「がまがえるくんへ」
 かえるくんは、家からとび出しました。知り合いのかたつむりくんに会いました。
「かたつむりくん。」
 かえるくんが言いました。
「おねがいだけど、このお手紙を がまくんの家へ もっていって、ゆうびんうけに 入れてきてくれないかい。」
「まかせてくれよ。」
 かたつむりくんが言いました。
「すぐやるぜ。」
 それから、かえるくんは、がまくんの家へもどりました。
 がまくんは、ベッドで お昼ねをしていました。
「がまくん。」
 かえるくんが言いました。
「きみ、おきてさ、お手紙がくるのを、もうちょっと まってみたらいいと 思うな。」
「いやだよ。」
 がまくんが言いました。
「ぼく、もう まっているの、あきあきしたよ。」
 かえるくんは、まどからゆうびんうけを見ました。かたつむりくんは、まだやって来ません。
「がまくん。」
 かえるくんが言いました。
「ひょっとして、だれかが、きみに お手紙をくれるかもしれないだろう。」
「そんなこと、あるものかい。」
 がまくんが言いました。
「ぼくに お手紙をくれる人なんて、いるとは思えないよ。」
 かえるくんは、まどから のぞきました。
 かたつむりくんは、まだ やって来ません。
「でもね、がまくん。」
 かえるくんが言いました。
「きょうは、だれかが、きみに お手紙 くれるかもしれないよ。」
「ばからしいこと、言うなよ。」
 がまくんが言いました。
「今まで、だれも、お手紙 くれなかったんだぜ。きょうだって同じだろうよ。」
 かえるくんは、まどからのぞきました。
 かたつむりくんは、まだ やって来ません。
「でもね、がまくん。」
 かえるくんが言いました。
「きょうは、だれかが、きみに お手紙 くれるかもしれないよ。」
「ばからしいこと、言うなよ。」
 がまくんが言いました。
「今まで、だれも、お手紙 くれなかったんだぜ。きょうだって同じだろうよ。」
 かえるくんは、まどからのぞきました。
 かたつむりくんは、まだやって来ません。
「かえるくん、どうして、きみ、ずっと、まどの外を見ているの。」
 がまくんがたずねました。
「だって、今、ぼく、お手紙をまっているんだもの。」
 かえるくんが言いました。
「でも、来やしないよ。」
 がまくんが言いました。
「きっと来るよ。」
 かえるくんが言いました。
「だって、ぼくが、きみにお手紙出したんだもの。」
「きみが。」
 がまくんが言いました。
「お手紙に、なんて書いたの。」
 かえるくんが言いました。
「ぼくは、こう書いたんだ。
『親愛なる がまがえるくん。ぼくは、きみが ぼくの親友であることを、うれしく思っています。きみの親友、かえる。』」
「ああ。」
 がまくんが言いました。
「とても いいお手紙だ。」
 それから、ふたりは、げんかんに出て、お手紙の来るのを まっていました。
 ふたりとも、とても しあわせな気もちで、そこにすわっていました。
 長いこと まっていました。
 四日たって、かたつむりくんが、がまくんの家につきました。
 そして、かえるくんからのお手紙を、がまくんに わたしました。
 お手紙をもらって、がまくんは、とても よろこびました。
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■編集後記 〜まろのひとりごと〜

今回、ご紹介した「お手紙」ですが、
あなたは"がまくん"ですか?"かえるくん"ですか?


わかっていても認めない。

やらないことをいい訳で正当化しようとする。


そんな"がまくん"ではなく、"かえるくん"になろうじゃありませんか。



■紹介されている、PDFファイルを閲覧するための無料ソフトが
インストールされていないパソコンをお持ちの方も
いらっしゃるかもしれませんので、
無料ソフトのダウンロードサイトをご紹介しておきましょう。

Adbe Readerのダウンロードはこちら↓
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